2026.01.08
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志望動機をめぐる企業と求職者の根本的なズレ
採用面接において、志望動機はほぼ必ず問われる質問です。採用担当者の多くは、この質問を通じて応募者の「やる気」を確認したいと考えており、転職サイトなどでも「志望度、意欲、マッチ度」を見極めるための重要な問いだと説明されています。しかし、この前提には、求職者の行動実態との間に大きな乖離が存在します。実際に求職者が転職サイトで求人を探す際、まず入力するのは「職種、給与、勤務地」の三つです。これらが「求人検索の三大軸」となっており、企業の理念や特徴といった項目で検索する機能はほとんど見られません。つまり、多くの応募者は企業の理念ではなく、まず条件面で仕事を選んでいるのが実情です。それにもかかわらず、企業側が面接の場で理念への共感度や熱意を測ろうとすることは、両者の間に存在する根本的なズレを浮き彫りにしています。



